m&m BACKNUMBER
須藤晃が公式ホームページに書き綴ったメッセージと覚え書き。音楽、仕事、日々の出来事、そして時代についての言葉を、掲載当時の文章のまま収録しています。
※文章・表現は掲載当時のものです。現在の見解や状況を示すものではありません。
2000年 | 84件
2000年5月 8件
いろいろ気分が変わり・・・
一体どのくらいの人が一人暮らしをしているんだろう、と考えることがある。僕は今まで一人暮らしをしたことがない。大学生になって上京したときも兄と同居した。そして学生の終わり頃に結婚したから、妻との同居が始まった。普通チャンスがあるとすれば、地方から出てきた学生時代か、働きだして独身生活をしている間なんだろうが、どちらも一人ではなかった。そのせいか、一人暮らしに対するあこがれが人よりも強いのではないかと思う。娘と息子がいて、横浜に住まいがあり、二人とも東京と横浜に校舎がある大学に通学しているが、一人暮らしを勧めたいくらいだ。何だか一人で暮らしたことがない人間は、泳いだことがない人間ぐらいに世間知らずのような気がしてならない。
昔書いた小説の中で、主人公の男が自宅とは別に部屋を借りて「ギリシャ」と名付けているという設定にしたことがあるが、それは当時は気付かずにいたが僕の潜在的なあこがれではなかったのか。誰にもいわずに秘密にしている部屋で、その部屋にいる時だけ男は自然な呼吸ができる。
難しいことだが、「ギリシャ」が欲しいと思う男は多いと思う。
いろいろ気分が変わり・・・
いろいろ気分が変わりましてホームページを一新しました。同時にJacobettyのサイトも開設します。カリントファクトリーのこのサイトは、本来の形に戻り、僕の個人的なページとして、自分自身のプロデューサーとしての私見や詩や小説や随筆などの作品を発表する場にしたいと考えてます。m&mとは、メッセージとメモランダムというような意味です。しっかりとした作品はジャコベッティの方でも発表していきます。音楽配信システムの普及に対して、インターネットを有効に活用したいということです。音楽のみならず、面倒なシステムをショートカットできる、インターネットを利用しない方はないと思います。その情報の様々な意味でのフィルターは個人の良識にかかっていますから、僕自身も謙虚にいきたいと考えています。
Jacobettyのサイトに関しては、そちらを見てください。サイトを立ち上げた理由を書いています。尾崎豊、村下孝蔵という盟友の情報と、Jehoに関したものは引き続き載せていきます。そして新しい才能についても随時紹介していきます。
このカリントファクトリーのホームページは、10万回のアクセスの積み重ねに感謝しつつ、これからも継続していきますので、よろしくお願いします。
木の芽時
新緑の季節というか木の芽が出てくる季節というのは、どうも人の体や心になにがしかの影響があるような気がする。生命力が高まり活性化する環境であるから、きっと人間も成長する時期なんだろう。逆にこの時期に成長しないのは生命力が退化しているのかもしれない。木の芽時に女性の肌は荒れるらしい。男は心がざらつき妙なことを考えるのか。月を見ていたら気が触れるというが、満月だというのに朝から雨である。夜には晴れるという。月を見ないようにしようか。
TO YOU
TO YOUは梅雨に聞こえる。もしかして、この雨模様は僕のためにあるのか。
シャンプーやリンスや・・・
シャンプーやリンスや入浴剤のボトルを空っぽにするのが好きだ。毎日使って少しずつ量が減るモノを確かめながら使い切ることが好きなのだ。達成感の一番わかりやすい例ではないか。牛乳でもジュースでもミネラルウォーターでもいい。ボトルを空ける。こんなつまらないことでいい気分になるではないか。人は使い切るのが好きなのだ。空きそうになってからの最後の段階での使いっぷりは、ものを大切にしようとする良心に対する反逆にも似た悪意のようでさえある。あの感じがたまらない。自分が立派な大人になれなかったことを確認しているようで安心するではないか。
人の肉体信仰は時にバ・・・
人の肉体信仰は時にバカげている。運動不足だという思いは現代人の共通コンプレックスになっている。このスポーツに対する劣等感はどこから来るのかといえば、体力の減退、筋力の劣化、肉体の老化などからだろうか。体を鍛えることはそれほど重要なことではない、とどこかの学者が唱えても何ら説得力がない。それでも、健全な体は健全な精神に宿るというではないか。精神を鍛えることの方がどれほど重要か。健全な精神は健全な肉体に宿るわけでしょうから、仕事が終わってトレ-ニングジムに通う人たちは、とても健全な精神を謳歌しているとは思えない。なんてひがみですか。要するに僕は運動不足なんです。
もう夏のような天気で・・・
もう夏のような天気です。冷房を入れずに窓を開けて風を入れ込んでいると爽快です。
いったん空気が抜けた・・・
いったん空気が抜けたものをふくらますのはわりと簡単であるが、またすぐに抜けるような気がする。最初に空気を送り込んだときの緊張感は、最初だけのものだ。それを初心というなら、そのフィーリングだけでも忘れるなという意味で、初心忘るべからず、というんだろうか。
2000年6月 14件
一番つらくてイヤな仕・・・
一番つらくてイヤな仕事を部下にやらせる上司は上司とは呼べない。
一番つらくてイヤな言葉を女にいわせる男を男と呼べないのに似ている。
要するに男らしくない。
男らしさは、僕にとって最近わかりやすいテーマである。
銀行に金を預けている・・・
銀行に金を預けているのに、預けた方より、預かっている銀行の方が偉そうにしている印象があるのはなぜだろうか。そもそも大家と店子の関係のようなもので、家賃を払っているから借りている店子の方が威張っているようなもので、大家の持ち物を借りているという認識が薄れていくと、その関係性はおかしくなる。銀行に向かって、オレの金を預かってるんじゃないの、といいたくなることがあまりにも多い。
もうすぐ選挙のようだ。わたしたち庶民は民意を反映してもらいたいから、候補者の政策などを吟味するのだが、いったん代議士になると、選ばれた人たちがそっくり返るのはなぜなんだろうか。大家は庶民である。預金者はわたしたちである。
東京ディズニーランド・・・
東京ディズニーランドのダンスマニアを彩っていたダンスステージが今月一杯で消えてしまうというので見に行った。やっぱりミッキーマウスを筆頭にしたキャラクターたちは、どんなスターよりもスターである。薄暮の中で楽しげに踊っている人たちを見ていると、税金が高いなあなんていう類の不満は忘れました。
最近視力が著しく落ち・・・
最近視力が著しく落ちてきていて、ここ3年ほどの間に何度も眼鏡を作り替えている。きちんと視力検査を受けているにもかかわらず、すぐに合わなくなる。パソコンの使用時間が長いんだろうとも思うが、老眼の域にも達していることだし、40までは2.0だったのにというのも悲しい叫びに聞こえる。合わなくなった眼鏡はまったく無用だから、もったいないことをしたという気にもなってた。ここ1年でも3度作った。それなら100円ショップで、老眼鏡なら何種類もあるから、とりあえずそれを買ってみたらといわれて、一応人に頼んでみる。強弱の度合いを聞かれて迷っていると、どうせ100円なんだから、10種類買っても1.000円だといわれ、今持っている眼鏡の値段を思い出せば、500個は買えることになるからと、買ってきてもらった。当然ぴったりくるものがあるわけで、何だか気が抜ける思いがする。
近くに弁当屋がありま・・・
近くに弁当屋があります。そこに最近勤めるようになった背の高い女の子がいて、愛想も良くてニコニコしている感じのいい子なんですが、どんな事情があるのかわからないんですが、その子のことをずっと朝から晩まで勤務時間中見ている男の子がいるんです。その弁当屋の前で、邪魔にならないように座っているんですが、いつも見かけるから、きっとずっといるんだろうと思うんです。学生のようですが、詳しくはわからない。女の子と話しているのを見かけたこともあるから、彼なのかもしれないんですが、それにしても、どうしようもない男だと思うわけです。陽性のストーカーとでもいうか、いずれにしても人格欠損者だと思うわけです。恋に生きるのは女性の特権です。男が好きな女を見ているだけで、一日過ごしていて許されるわけがない。まだ若いんだから、しっかり勉強でも仕事でもしろと誰かいってやれ、といった感じなんです。朝10時から夕方6時まで、ずっと彼女を見ていて、一緒に帰るんでしょう。もしかすると、「じゃあね」といわれてしまうのかもしれない。同じ部屋に帰るわけにいかないから、毎朝出かけてくるんでしょうか。せつない恋に見えるけれど、先がない。一体男の子はどうしたいのか。女の子もどうしたいのか。弁当を買いにくる客に愛想を振りまく笑顔に嫉妬したりして、胸を締め付けられているその男は、そのうち犬にでも噛まれてしまうだろうなと心配してます。このアナクロな恋模様は滑稽を通り越して苦しくなる。若さはもっとエネルギーを持つものじゃないかな。彼らには、こんな余計な心配はどうでもいいことなんでしょうが。
木下愛郎くんというア・・・
木下愛郎くんというアーティストがいまして、彼には音楽的な才能と論理的思考の才能があり、しかも書く力もあるので、時々メール交換をしたり、彼のホームページを訪ねたりしているんですが、最近気になることを書いていて、それに関して、というかそれに触発されて考えたことを書きます。木下くんありがとう。
いかに生きるかということを考えるのが女性で、どうして生きているのかを考えるのが男性だという気がします。どんなふうに生きていこうかということに頭を悩ませているのが女性で、どうしてオレは生きているんだろうということをバカみたいに考え続けるのが男だということです。毎日をどう楽しく生き甲斐もって生活するかは女性にとって重大なことで、そんなことより存在していることの意味を見つけなければ生きていても仕方がないんじゃないかというところまで行くのが男性なんです。究極的な意味ですよ。
HOWとWHYのちがいです。WAY(方法)とREASON(理由)です。
だから、男は女をなんだかんだと問いつめる。しかし女は答えられない。なんでそんなことを聞くの?という。当たり前です。なぜ生きているかなんてことを考えないように、男がこだわってることを考えもしないわけですから。どうしたいわけ?という女に、そんなことじゃないんだ、もっと本質的なことなんだと男はいう。本質的なことを話し合ってどうなるわけ?世の中の男と女のすれ違いは、すべてこれなんじゃないかって思います。
HOWとWHYのちがいです。こだわっているのがWAYとREASONの違いです。
整理されました、僕は。勝手に。木下くんありがとう。
村下孝蔵さんの1周忌・・・
村下孝蔵さんの1周忌が近づき、記念に新しいアルバムも用意できたんですが、全国4カ所でコンサートも企画されています。それで僕は残されたビデオを編集して、このコンサートで来ていただいた人たちに見てもらうものを作りました。コンサートの内容は、幻になった七夕コンサートの内容をそのままに当時の仲間のミュージシャンたちが予定されていたメニューを演奏したり、想い出話をしたり、昔の村下さんのコンサート模様のビデオを流したりと、盛りだくさんなんですが、その中で、オフステージの映像を中心にした短いビデオを流します。それを僕が編集しました。初めて公開されるものばかりだと思います。浴衣で歌う村下さんや、故郷水俣駅のプラットホームに立つ姿や、テレビ出演したときの映像やら、結構楽しめます。楽しめますが、やはりせつなく悲しい映像です。作っているときに彼のことをまた思い出せて、うれしかったですが、やっぱり友人を失った痛さは本当につらいものだと実感しました。(コンサートの日程などはinformationでわかります)
駄菓子を買ってきてく・・・
駄菓子を買ってきてくれた友人がいて、これは随分楽しめた。まずは前田のクリケットだ。あたり前田のクラッカーの会社が出していたお菓子で、子供の頃と同じ味がした。それからきなこ棒とか、粉末ソーダーの素、氷砂糖などなど、そして指の間に塗ってこすると煙が出るヤツ。これはお菓子ではないが懐かしかった。なくならないで今でもあるということは、作っている会社があるということなんだろうが、こんな利益率の悪いものを作っている人たちはきっといい人に違いない。大人げもなく、手のひらにソーダーの素をおいて唾を垂らして、ジュワーッとするのを見ていると、胸が熱くなった。10円もって駄菓子屋に走っていった時代は、まだそんなに昔のことじゃない。
自主制作盤の嵐が来る・・・
自主制作盤の嵐が来る。あらゆる音楽は自主制作盤になってもおかしくない。植字、印刷、製本という過程の面倒さゆえに、自分で書いたものを本にできなかったとしたら、その過程を簡単にクリアできるようになれば自費出版する人は増える。それと同じ原理である。簡単に録音できるようになった。レコーディングスタジオを使わなくても、つまり大げさな録音設備がなくてもできる。もっといえば、レコード会社と契約しなくともCDは作れるのである。みんな勝手に作ればいい。その道のプロというものがなくなる。どうせずっとアマチュアだと思っていた僕などには、それこそ初心に帰るという絶好の機会であろうか。自主制作盤がそれぞれマニアックなファンを獲得し、その中でもわかりやすいものが世間に少しずつ浸透しヒットする。それでいいんじゃないですか。全体で初心に帰りませんか。何となく最近の自分の発言が、自己批判めいて聞こえます。音楽は好きなんですが、音楽に関わる何かが好きではなくなりました。立ち向かう気力はありません。我が道を行きます。それが一番前向きなんでしょうから。
土曜日に雨の中、村下・・・
土曜日に雨の中、村下さんの1周忌の法事がいとなまれ参加してきました。きれいな霊園に立派な石碑と共にお墓ができていて、お地蔵さんがギターを弾いている姿には驚きました。ファンの方々も全国から参加してくれたようで、感謝します。さあ、喪が明けました。村下さん、仕事しますから。もう口実がなくなりました。
古いレコードを若い人・・・
古いレコードを若い人に勧めるのは、何となく抵抗があるなあと思っていたら、若い人から逆に自分が好きだった音楽を勧められることがあると感激する。知っているものでも知らないふりをして、聴いてみるよと答えたくなる。いいものはいつになってもいい。人から人へと伝わることが素晴らしい。
知らぬが仏とはよくい・・・
知らぬが仏とはよくいったもので、知ってしまえば気になることが多い。知らずにいたかったと思うことのなんと多いことよ。これが情報化時代の一つの病原体です。
梅雨の合間の晴天は、・・・
梅雨の合間の晴天は、ことのほかうれしい。窓を開けて空気を入れ換えましょうか。
ジョン・レノンのベス・・・
ジョン・レノンのベスト盤を買ってきて聞き始めましたが飽きません。スタンドバイミーにつきます。これが僕の目指している歌の一つの具体的な形です。
2000年7月 10件
新宿の高層ビルの一角・・・
新宿の高層ビルの一角で、沖縄フェアをやっていた。サミットがあるからなのか。ステージも用意してあり、ミュージシャンが来ていた。物産展もあり、僕はハイビスカスの黄色と赤を1鉢ずつ買った。それが今日は見事に咲いている。いいことありそうな朝です。
毎日の夕方からの雷雨・・・
毎日の夕方からの雷雨にやられてます。梅雨の雨というよりは夏に足を踏み入れた雨です。うっとうしいけれど、どこか中途半端じゃない激しさで、翌朝には妙にスッキリはするんですが。一夜限りのドラマが平凡すぎる日常を刺激している、ってことですか。
「元の木阿弥」という・・・
「元の木阿弥」ということわざの由来を知った。木阿弥という盲人が、声が似ているという理由で急逝した殿様の身代わりを勤め、後継者が成長した時点でお払い箱になり、元のただの盲人に逆戻りしたという故事から来ている。つまり栄華を獲得した者がまた元の身分に戻ることをいう。随分ネガティブな意味だ。木阿弥は望んだわけではなく登用されたのであろうし、最終的に彼を捨てた権力者の横暴を戒めるためのことわざなら理解しやすいのだが。つまりお払い箱にしたら世が乱れて、木阿弥はまた為政者に昇格した。これを元の木阿弥という、という話ならよくわかる。そうじゃなければ、教訓はないんじゃないの?
情けは人のためならず・・・
情けは人のためならず、という言葉を誤解している人は多い。人に情けをかけると、それは巡り巡って自分にかえって来るという意味なのに、人に余計な情けをかけるとダメにしてしまうから心を鬼にして放っておいた方がいいという意味だと思っている人がいる。人に善をなせば自分も益するということである。
粗製濫造とは出来の悪・・・
粗製濫造とは出来の悪いものをやたらめったらたくさん作ることをいう。大量生産することが必ず悪いことではなく、質のよくないものを乱暴に作り続けるのがいけないのである。大ざっぱで粗い仕事は結局損をする。粗製濫造を繰り返すくらいなら、作らない方がいい。
2ヶ月ぐらいボーッと・・・
2ヶ月ぐらいボーッとしてたら、やたらやる気になってきました。これが本気かどうか、しばらく慎重に見守ります。つまり自分を信用してないわけです。人はだまさなくても、自分で自分に裏切られたことはあるでしょう?とにかくやる気になってきたことは喜ばしい。
石の上に水がポタポタ・・・
石の上に水がポタポタと落ち続けていると、その場所が窪んでくる。ちょうど粘土の塊を指で押したように、小さな引っ込み穴ができる。それを水落ちといい、同じように窪んださまが似ていることから、胸の窪みをみぞおちというようになったらしい。こちらは鳩尾とも書く。ここは強く押されると命にも差し支える急所である。人間の胸を継続的にポタポタと刺激し続けているのは取るに足らないちっぽけな悩みなんだろうが、それでも長い間に窪んでしまった鳩尾を一気に突いてくるような強い拳の一撃は、命取りになりかねない。
国民健康保険料が高い・・・
国民健康保険料が高いという話になって、医者なんかかかったことがないのにどうしてこんなに払わなくてはいけないのかと怒る声を聞く。所得に応じて保険料が算出されているのだろうが独身には負担感の重い算定だという。毎月3万だ4万だという金額は確かに重いと思う。助け合いだとはいえ、30万ぐらいの毎月の収入から差し引かれる金額にしては多すぎる。消費税に所得税、そして年金に健康保険料、生活していくには必ずかかってくるものの金額がバカにならない。とはいうものの、だからモノは買わない、病気になってやる、と考えるのはもっとバカげている。
蚊帳のことを話題にし・・・
蚊帳のことを話題にしても知らない人が多い。僕らの夏の夜は蚊帳ぬきには語れない。寝床の準備の仕上げとは、部屋の四隅に蚊帳を吊すことだった。これが重いから子供の力では大仕事で、いったん吊してしまうと出入りが不自由になる。虫を追い払うように何度か蚊帳の裾を上下させて、素早く中に入り込む。それでも夜中に羽音がするから、きっと蚊の方もそのわずかな隙を狙って侵入していたのだろう。蚊取り線香が出てきてから、しばらくは併用していた記憶があるが、いつの間にかなくなってしまった。なんだか洞穴の中で寝ているような、あの感覚が懐かしい。今も売っているらしく、純麻ものは10万以上の高価なものだとのことだが、やっぱり化繊よりは麻でしょう。
人は便利で楽な方ばか・・・
人は便利で楽な方ばかりを選択するわけではない。日本語吹き替えされた映画を見て、字幕入りじゃないと感じが出ないから好きじゃないという愚痴を何度も聞くじゃないですか。 MDのように便利で小さなソフトだってCDにはかなわないわけです。楽でいいと考えるのは、文化の老化現象だったんでしょうか。ならば、少し若返りそうな予感もしますが。
2000年8月 13件
太陽が美しいと感じる・・・
太陽が美しいと感じるのは、朝陽や夕陽で、出現した時か消えていく時。天上にある時は見上げることをしない。
週末に誕生日を迎えて・・・
週末に誕生日を迎えて、特にめでたいことではないんでしょうが、節目にはなるような気もしてます。隠すようなことでもないんでいいますが、48才になります。12の倍数の年齢の時にいつも大きな節目が来たので、これからの1年には何かが起きるんでしょうか。予感があります。いいようになるといいんですが。運命とは意志が働かないことが多いようで。
千葉すずさんの日本水・・・
千葉すずさんの日本水連との確執について様々な意見があったが、僕は首を傾げる。サラリーマンが異動になって、その理由を会社側が説明することはない。あったとしても、納得できるわけがない。一生懸命身を粉にして働いていたのにといったら、これからもそうして欲しいといわれるのがオチである。選ばれた人も落ちた人も、他の選手は何もいわなかった。それは権力にたいして口を閉ざしていたわけではない。自分の実力を恥じた。作った曲がヒットしなかったら、それを理解しない大衆を批判していては次がない。作ったものがいまいちだったのだ。僕は音楽プロデューサーとしてはそう思うことにしている。千葉さんは日本で勝つことが世界の水準に到達していないことを恥じればよかったんではないか。
インターネットは便利・・・
インターネットは便利だなと思う反面、このせいで職を失う人がたくさんいるんだろうなとつくづく実感する。この面倒を代行していた仕事が一気になくなるってことで、革命といわれるゆえんです。
飛蚊症(ひぶんしょう・・・
飛蚊症(ひぶんしょう)という病気があるのを知った。これは眼球を満たす無色透明の半流動体である硝子体(しょうしたい)の混濁によって起きる症状で、視界を黒い点が蚊のように飛んで見える眼病のことらしい。そういえば、時々チラチラ見えるような気がするなあといったら、「今年は本当に小虫が異常に多いんですよ」と事務所の女の子にいわれた。「部屋にこれだけ花があると仕方ありません」。
ずっと正常でいるため・・・
ずっと正常でいるために、少しばかりはクレージーにやることも必要である。そのひねりで全体がうまく元に戻る。背筋を伸ばしっぱなしでは、正常でいられるはずがない。狂気は時として薬である。
不愉快なことがあって・・・
不愉快なことがあっても、不愉快だと思う自分が不愉快になれば、もう大人です。
あなたは自信をなくし・・・
あなたは自信をなくしているんじゃないですかという内容のメールが届く。面識のない人からである。自信を持って下さいと書かれている。しばらく考えて、やっぱり僕は、自信を持ったことなど今まで一度もなかったことに気付く。メールをくれた人の気持ちは受け取りましたから。ありがとう。
自由な通信ができるメ・・・
自由な通信ができるメールの功罪について以前も書いたが、独りよがりの病的なものには辟易します。一方通行なんですから、勝手な通信はやめましょう。送信してしまえば自分はどこかスッキリするんでしょうが、受け取った方は不愉快ですから。
村下孝蔵さんの集大成・・・
村下孝蔵さんの集大成アルバムを作ってます。50曲です。「夢の記録」というタイトルにしました。3枚組で11月1日に発売される予定です。
商品カタログ誌を見て・・・
商品カタログ誌を見ていて、久しぶりに欲しいなと思うモノがあった。それはつくば山麓のホウキモロコシを使って熟練職人が作ったというホウキです。1本1万円以上するんですね。でもルックスも美しい。写真を見ているだけで草の香りがしました。
「五十歩百歩」とは孟・・・
「五十歩百歩」とは孟子の言葉で、戦争で五十歩逃げたものが百歩逃げたものをバカにしたが、どちらも逃げたということでは変わりないということから、大差がないことをいうときの使われることわざである。おのれの恥を知らずに他人を笑うなということだろうが、僕にはむしろ、一つの同じ環境の中では量や規模や数が問題ではなく、志が重要だという意味に聞こえる。
村下さんの3枚組のこ・・・
村下さんの3枚組のことを書いたら、ものすごい反響がありました。今一生懸命作っています。何かが決まればここでも書きますが、50曲というのはかなりのボリュームですから、迷うことも多くて、待っている人たちがいるとわかって随分励まされました。どうもありがとう。
2000年9月 12件
ホームページをせっか・・・
ホームページをせっかく何年も続けているんだから、いつも訪ねてきてもらっている人たちで何かできないものかと考えています。とりあえず、同志という意味合いでの会員制にでもしたらと提案してるんですが、スタッフが検討を重ねているようですから、近いうちになにがしかの動きをしますので。インタラクティブ要素をフルに活用したいものです。
ホームページでの提案・・・
ホームページでの提案を誤解されている方がいるようなのではっきり申し上げておきたいんですが、メール交換に関しても、毎日のように自分の日常や意見を送ってこられるのはご遠慮申し上げますので。自分のことを報告するための場ではありませんよ。残念ですが、ルールを守れないものは去れ、です。本当にスタッフは閉口しているようですので。
夜中に突然目が覚めて・・・
夜中に突然目が覚めて、目がさえて、目的もなくドライブをして、開いている店で珈琲を飲んで、そんなふうにしていたいだけなんだと思う。男の夢なんて。
娘がボストンへ短期留・・・
娘がボストンへ短期留学していて帰ってきたんですが、おみやげにくれたものの中で特に気に入ってるものがあって、それは木製のモビールです。しかもフライングピッグで、まるまる太ったブタに天使のような翼があるものです。眺めているとなぜだかインスピレーションが湧いてきます。空を飛ぶためにブタに翼をつけるという発想が、簡単なことなんだけれど、今の僕にとってはピカッときました。サンキュー。
壁に掛けた絵が傾いて・・・
壁に掛けた絵が傾いていたら直そうとする。ゆるんだネジを見つけたらしめようとする。汚れているものはきれいにしたい。それはまともな人間の心理である。会議中のテーブルにタバコの灰が遊び回っていたり、こぼれた水で濡れていたりしたら、まずそれを片づけるべきだ。誰もそのことを指摘しないような会議は腐っている。
車の仕組みを知らなく・・・
車の仕組みを知らなくても車の運転はできる。免許取得時だってわかってなかったようなものだ。パソコンも使いながら覚えたことが多い。用語を覚えることすらしてない。やっと、その「?」を勉強してみるかという気になった。とりあえず何冊か本を買ってきて読み始めている。けっこう面白い。学生時代の、あの無理やり感というか、脳の意志に逆らっている感じが新鮮です。
テレビの時代劇を見て・・・
テレビの時代劇を見ていて、今の子供たちにこれを見せるべきではないかと思った。生活レベルでの礼儀作法が自然である。たとえば目上の人を敬う気持ちを知るのに、いいんではないか。勧善懲悪のドラマを非難するのは変だ。「水戸黄門」を見せてはどうか。そういえば、子供の頃に偉人の伝記を随分読ませられたなあ。物語よりも鮮烈に覚えている。
自分の生まれた家がま・・・
自分の生まれた家がまだ田舎にある。母親が住んでいる。いつか、そこに住みたいという気持ちはなくならない。不思議な感情だと思う。
村下さんの「夢の記録・・・
村下さんの「夢の記録」のマスタリングが終了しました。なかなか聞き応えのあるアルバムです。一時的に収録曲がもれましたが、その情報は正しい情報です。高松智行さんの銅版画のカバーもきれいです。11月まで待ちどおしいでしょうが、お待ち下さい。
音楽は生活にとけ込ん・・・
音楽は生活にとけ込んでいるはずなのに、あまり音楽が聞こえてこないのは何故なんでしょうか?街に流れるのが携帯の着メロばかりじゃ淋しいじゃないですか。
この時期にオリンピッ・・・
この時期にオリンピックの話題は避けられないが、選手たちはずっとカメラを向けられて競技しているわけで、それが一番同情に値する。室伏選手が、自分の心が乱れていたと呟いていたが、精神の集中の邪魔をしているのはわたしたちの視線でしょうか。
友達と公園で話をした・・・
友達と公園で話をした。風が気持ちよくて、人が健康に見えた。
2000年10月 10件
映画の撮影で長野の中・・・
映画の撮影で長野の中学校の音楽室を使わせてもらった。バッハやモーツァルトの肖像画が懐かしかったが、少し小さな席について、天上を見上げたときに、30年以上前の記憶が蘇った。運動場からの掛け声が聞こえた。楽器収納棚に並んだトロンボーンやチューバがピカピカに磨かれていた。自然光の中、夕暮れ時の教室は薄暗くせつない。
自分よりも上手に自分・・・
自分よりも上手に自分の聴きたい音楽を作る人たちがいたら、即刻やめると思う。
客の言い値で商品の値・・・
客の言い値で商品の値段を決めている店をテレビで特集していた。食べ物なら味、サービス業ならサービス内容と、とにかく言い値を受け入れる商売だ。中学校時代、売店が無人で、料金を箱に入れたら置いてあるパンを自由に持っていってよいという方式で、誰もごまかさなかったことを思い出した。高級旅館で帰り際に二人で3000円と書いていた夫婦がいて、その奥さんの顔と、ニコニコしている旅館の女将の輝きの差に、教えられました。z
音楽にはロマンがある・・・
音楽にはロマンがある。だが、音楽で食っていけるようになりたいと、中途半端に自分に甘く生きている人を見ると、息苦しくなる。ギターをかき鳴らして吠えるということは、それでしか自己主張できない時代のものだ。刀を差して全国を腕試ししながら放浪しているような時代錯誤である。音楽にはロマンがある。音楽で食べていくということにロマンはない。
ものを充分に与えられ・・・
ものを充分に与えられることは心の隙間をも埋める。それは必ずしもいいことではない。心の隙間がないと余裕がなくなり、ギュウギュウ詰めになって考えが固まる。ちょうどコンピューターがフリーズしたように次の動作ができない。充分に与えられると満腹でのさばるようにボーっとする。隙間がないと身動きできない。いっぱいいっぱいになるよりも、少し足りない方がいい。
来月の23日に東京有・・・
来月の23日に東京有楽町のよみうりホールで尾崎豊さんのバースデイスペシャルのイベントが開催されることに決まった。亡くなってから毎年行われてきたが、今年は久しぶりに参加することにした。田島照久さんと平山雄一さんと3人で話をしたいと思っている。何を話すのか、自分でも楽しみです。
子供の頃犬を飼ってい・・・
子供の頃犬を飼っていた。父親が連れてきた。だが、父親は犬好きには見えなかった。それでもいろんな種類の犬を飼っていた。スピッツが一番長かった。シェパードもいた。その父も今はなく、時々犬を飼おうかなと思う時、その気持ちが理解できる気がする。
あともう少しで21世・・・
あともう少しで21世紀です。今年は去年ほど盛り上がらないという意見を聞くが、当たり前で、過ぎ去った20世紀に対しては誰もがノスタルジーを感じるが、ほとんどの人は21世紀を生きるわけではないから、どこか他人事になるんでしょうね。それでもいつまでも別れた人のことをじめじめと思っていてもしようがないんじゃないかって自分を制している。だから盛り上がらないわけです。
時々手紙をくれる人が・・・
時々手紙をくれる人がいて、その人は歌手を目指しているようなんですが、彼女の書いてくる内容がいつもいいんです。甘いものが好きだけれど太るから食べたくなると本屋でデザート本を立ち読みしますと書いてある。単純な言葉だけど、「いつか見つかる」という言葉が好きだという。彼女が探しているものが見つかればいいなと思います。
ラジオのDJがいって・・・
ラジオのDJがいってた。「子供の頃に茶碗を割って母親に怒られたけど、それじゃ母親が割ったら誰が怒るのか、疑問だったんだよね」。政治家が茶碗割ったら、怒るのは国民でしょうね。
2000年11月 11件
家庭教師のテレビコマ・・・
家庭教師のテレビコマーシャルを見て、自分の学生時代のことを思い出した。アルバイトと呼べるもので、一番長続きしたのは家庭教師だった。最盛期で週3軒を掛け持ちしていたことがある。食事を出してもらうとうれしかった。その流れで親父さんに酒を飲んでいけといわれたこともあるし、風呂に入って泊まっていったことさえある。教え子の成績を上げようなどとは小指の先ほども考えなかったが、カネを貰うということで、社会人的な対応を知らず知らずに覚えたような気がする。ほとんどの教え子ともう交流はないが、今でも仲良くしている子がいて、彼女は30代半ばのリッキー・マーチン命の若女将になり、今でも僕を「先生」と呼ぶ。彼女にとって僕は永遠の大学生教師で、僕にとって彼女は小学6年生のままである。
辞書を引くようにイン・・・
辞書を引くようにインターネットを利用するようになっている。そういうふうに使うと、パソコンというのは強力な助っ人である。どう調べていいのかもわからないことが、検索を重ねるうちに解明される。検索中に横道に逸れていくこともあるが、これほど便利なものはない。電話帳や百科事典のような分厚い書籍はどこか遠くのアーカイブにファイルされているから、必要な情報だけを引っぱり出す。それも瞬時にである。とんでもないものを発明したものである。
大人の責任について考・・・
大人の責任について考える。経験から学んできたこととは、ほとんどが失敗することから学んだことだ。失敗の積み重ねで人は大人になる。その苦汁の味を教えるべきなのだ。子供や未熟者が失敗したときに、その苦汁が致命的な毒ではないことを教える。だって、わたしは何回となく飲まされてきたが大丈夫だということをいうべきである。息子の不祥事に隠れている大女優は、それを怠ってきたんではないか。松坂のふてくされているように受け取れる態度は、周囲の指導者の勇気のなさを思わせはしないか。
伝えたい気持ちがある・・・
伝えたい気持ちがあるのはわかるけれど、相手に気味悪がられるようじゃダメだ。シャイにも謙虚にも思われてないんだから。いいたいことを遠回しに伝えようとしたり、目で訴えかけたり、押し黙って見つめたり、どれもこれも気味悪がられては元も子もない。相手にあなたを思う気持ちは100%ないということです。残念ながら。諦めなさい。はい、わかりました。
尾崎豊が表現した青春・・・
尾崎豊が表現した青春像に共鳴する映画を作る人たちがいて、僕は音楽プロデューサーとして参加しています。かなり完成しつつあります。発表してよくなれば、順次話していきたいと思ってます。楽しみにしておいてください。
どんな職業も業という・・・
どんな職業も業ということになれば、自分勝手に好きなようにはやれない。それを生業としていくという意味では、仕事であり趣味ではない。
芸術家というべき人は・・・
芸術家というべき人は少なく、アーティストと呼んで平たくした人たちは驚くほど多い。気軽に手軽にアーティストと呼ばれる人たちは、一芸に秀でていることは認めたとしても、己の現状から進化することをしない。有名人というのが単に名を知られた人になってしまったことに似ている。
加藤鉱一ごっこという・・・
加藤鉱一ごっこという遊びが、もうある。相手が喜びそうな話をまずする。たとえば、「よーし、今日のランチはおごるぞ」と部下に声をかける。わーっと喜ばせといて、ギリギリになってやめる。仁王立ちになって、前言を取り消す。たちの悪い遊びだとは思うが、そのくらい今回の政治劇は馬鹿馬鹿しく見えたってことか。世のサラリーマンは、本当に「保身」という2文字の呪縛をことさら考え直した事件でした。
木村拓哉さんが結婚宣・・・
木村拓哉さんが結婚宣言をしたといって女性が大騒ぎしている。もちろんその事実についての感想は特にないけれど、入籍する前に子供ができたことを発表するというスタイルが世に与える影響は大きいだろうなあと思う。だってキムタクもそうじゃないか、というのはただの理屈でしかないのに。「世は歌につれ、歌は世につれ」の「歌」は、「情報」に変わる。
欲望にはきりがない。・・・
欲望にはきりがない。自由にも際限がない。もっと、もっと、となる。抑制や規律があって、人は満足する。いくら食べてもいいといわれるより、与えられた量をゆっくりと楽しむ方が幸せなのである。
事務所の玄関先にある・・・
事務所の玄関先にある灌木に花が咲いてミツバチが大集合しているのだが、その花の匂いが都市ガスの匂いに近くて、東京ガスに連絡しそうになった。大家さんに聞いたら、その間違いは前例があるらしい。なんという木か、今度名前を聞いておきます。
2000年12月 6件
住宅街の道を車で走っ・・・
住宅街の道を車で走ったら、クリスマスのイルミネーションがあまりに多いので驚いた。みんな小さな子供のいる家なんだろうなと思う。家庭というものに対しての考え方は時代と共に形を変えても、どこか単一的である。理想の家庭とは、きわめて個人的なもののはずなのに。きっと既成の型にはめていた方が気が楽なんだろうか。うがった見方で、すみません。
朝日が凛として気持ち・・・
朝日が凛として気持ちがいい。冬の陽差しは人の心を救うように温める。以前は寒い季節には熱帯に行きたいと切に思ったが、最近はそうでもない。今年の干支の竜は自分の干支だったが、あまりいいことばかりではなかった。でも眩しい太陽に照らされていると、強い気持ちになる。来年は蛇か。ヘビーな年にならないで。
20世紀が終わるとい・・・
20世紀が終わるということに個人的な意味はないが、いい機会だから自分を変えてみるということには絶好のチャンスかもしれない。タバコをやめるとか。
小さな目標であっても・・・
小さな目標であっても、手を抜かずに、それを達成するために全力を尽くす。それが若いということじゃないかと最近思う。
クリスマス、そして正・・・
クリスマス、そして正月。ああ、面倒な時期だ。
事務所のクリスマスパ・・・
事務所のクリスマスパーティをした。毎年やるようになって5回目だ。狭いスペースに50人ほどの人が来てくれて、恒例の手作り料理でもてなす。すべての人と話し込むことはできなかったが、みんなと触れあえてうれしかった。今年も終わりか。
